業務自動化コンサルタント&SaaS発掘が趣味|業務自動化事業を立上げ(粗利60%、営業利益率20%を継続中)
プログラマー→業界特化型SaaS企画開発責任者→業務自動化事業中心に活動中。
海外SaaSを発掘・利用することが趣味。
ノーコード、ipaasなど紹介します。自動化の相談は受付ます。
【初心者向け】make(旧integromat)のmailhookを解説します。【サンプルあり】
mailhookとは?
iPaaSサービスの「make(integromat)」によって提供されている名称です。
「このモジュールによって自動生成された電子メールアドレスに電子メールを送信することによってトリガーできるインスタントトリガーモジュールです。」
メールアドレスはmake側で自動的に作成されます。
そのメールで受信したメールをトリガーにしてその後のモジュールが呼び出されます。
メール受信をトリガーにして処理を始めたい場合には便利なモジュールです。
参考画像はイメージギャラリーにあります。スライドしてください。
■手順1
シナリオ新規作成から「Custom mailhook」を選択します。
■手順2
Addボタンを押して、makeが発行するメールアドレスを作成します。
コピーしておいてください。
■手順3
次のモジュール作成のために手順2で発行されたアドレスにテスト用のメールを送信します。
このメールを次の手順で利用します。
■手順4
今回はAirtableにメール内容を自動登録するシナリオになりますので予めベースを作成しておきます。
以下のカラムはmailhookから自動設定するカラムです。
「メールアドレス」
「メール名前」
「件名」
「本文」
※「送信不可」についてはよくあるメール配信停止のために利用するカラムです。
※「登録日時」、「更新日時」はAirtableのレコードが作成されたら自動設定されるカラムです。
■手順5
手順3でテストメールを受信すると解析結果が表示されます。
これらから必要な情報をAirtableにマッピングしていきます。
■手順6
Airtableに対して「Create a Record」を選択します。
もし、Airtableに存在するメールかチェックしてから条件を分岐する場合は、「Search Records」を指定して、メールアドレス有無をチェックしてからRouterで条件分岐させます。今回は省略します。
■手順7
Airtableのベースにmailhookの情報をマッピングしていきます。
■手順8
最後に左下をONにして終わりです。
実際にメールを送信してみます。
今回のトリガーは「Immediately as data arrives」となっています。
つまり、メールを受信したら即座に動きます。
これによりタイムラグがなく、受信したらAirtableに登録されます。
画像を参照ください。
いかがでしたでしょうか?
20~30分ぐらいで完成したのではないでしょうか?
makeはプログラミング知識がなくても、システムの概念があれば高度が仕組みが構築できます。
■今回のシナリオに不足しているところ
受信したメールアドレスがAirtableに存在しているかチェックして、その結果による条件分岐
エラーが発生した場合の処理。例)チャットツールなどに通知する。
Airtableにレコード追加したあとの処理。
受信メールの添付ファイルをAirtableに登録する。
今回は「mailhook」について解説しました。類似のトリガーで「webhook」があります。
こちらのwebhooksについて紹介します。
これを機会にipaasの代表的サービス「make」を試してみてください。
自動化の範囲が広がります。
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