【初心者向け】make(旧integromat)のmailhookを解説します。【サンプルあり】

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海外SaaSを発掘・利用することが趣味。

ノーコード、ipaasなど紹介します。自動化の相談は受付ます。

このページで解説する内容

26 December 2022

mailhookとは?make(integromat)の機能を紹介

【初心者向け】make(旧integromat)のmailhookを解説します。【サンプルあり】

 

①メール受信をトリガーにしたmailhookってなに?

 

mailhookとは?

iPaaSサービスの「make(integromat)」によって提供されている名称です。
「このモジュールによって自動生成された電子メールアドレスに電子メールを送信することによってトリガーできるインスタントトリガーモジュールです。」

 

メールアドレスはmake側で自動的に作成されます。
そのメールで受信したメールをトリガーにしてその後のモジュールが呼び出されます。
メール受信をトリガーにして処理を始めたい場合には便利なモジュールです。

 

■参考
ヘルプセンター (make.com)

 

②makeにmailhookを設定しましょう。

 

参考画像はイメージギャラリーにあります。スライドしてください。

 

■手順1
シナリオ新規作成から「Custom mailhook」を選択します。

 

■手順2
Addボタンを押して、makeが発行するメールアドレスを作成します。
コピーしておいてください。

 

■手順3
次のモジュール作成のために手順2で発行されたアドレスにテスト用のメールを送信します。
このメールを次の手順で利用します。

 

■手順4
今回はAirtableにメール内容を自動登録するシナリオになりますので予めベースを作成しておきます。
以下のカラムはmailhookから自動設定するカラムです。
「メールアドレス」
「メール名前」
「件名」
「本文」
※「送信不可」についてはよくあるメール配信停止のために利用するカラムです。
※「登録日時」、「更新日時」はAirtableのレコードが作成されたら自動設定されるカラムです。

 

■手順5
手順3でテストメールを受信すると解析結果が表示されます。
これらから必要な情報をAirtableにマッピングしていきます。

 

■手順6
Airtableに対して「Create a Record」を選択します。
もし、Airtableに存在するメールかチェックしてから条件を分岐する場合は、「Search Records」を指定して、メールアドレス有無をチェックしてからRouterで条件分岐させます。今回は省略します。

 

■手順7
Airtableのベースにmailhookの情報をマッピングしていきます。

 

■手順8
最後に左下をONにして終わりです。

 

③作成したmailhookのシナリオを動かしてみる。

 

実際にメールを送信してみます。
今回のトリガーは「Immediately as data arrives」となっています。
つまり、メールを受信したら即座に動きます。
これによりタイムラグがなく、受信したらAirtableに登録されます。
画像を参照ください。

 

④mailhookのまとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

20~30分ぐらいで完成したのではないでしょうか?
makeはプログラミング知識がなくても、システムの概念があれば高度が仕組みが構築できます。

 

■今回のシナリオに不足しているところ

受信したメールアドレスがAirtableに存在しているかチェックして、その結果による条件分岐
エラーが発生した場合の処理。例)チャットツールなどに通知する。
Airtableにレコード追加したあとの処理。
受信メールの添付ファイルをAirtableに登録する。
今回は「mailhook」について解説しました。類似のトリガーで「webhook」があります。
こちらのwebhooksについて紹介します。

 

これを機会にipaasの代表的サービス「make」を試してみてください。

自動化の範囲が広がります。

make.com

 

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