今日15日(木)も冬型の気圧配置が続き、北陸や東北の山沿いは大雪、北海道では吹雪になっています。今夜から明日16日(金)朝は低気圧が通過するため、北陸、東北の山沿いで局地的な強い雪に警戒が必要です。
活発な雪雲が日本海から次々に流れ込んで、北海道から東北、北陸にかけては昨日から積雪が大幅に増えています。
15時の積雪は山形県大蔵村・肘折で88cm。昨日14日(水)0時の時点では4cmしかありませんでしたので、約1日半で80cm以上の雪が新たに積もったことになります。山形県には大雪警報が発表中です。そのほか、岩手県西和賀町・湯田で50cm、新潟県魚沼市・守門で45cmの積雪を観測しています。
北海道や東北北部は風も強く、最大瞬間風速は北海道江差町で26.2m/s、秋田県八峰町・八森で25.9m/sを観測。吹雪となっていて、視程計による観測では視程が300m未満に低下することもありました。北海道留萌地方、石狩地方、後志地方、渡島地方、檜山地方には暴風雪警報が出ており、視界不良に警戒が必要です。
今夜は日本海で低気圧が発生し、明日の朝にかけて東北南部を通過する予想となっています。低気圧周辺の活発な雲が通過するため、内陸部や山沿いでは湿った雪が強まる見込みです。
局地的には1時間で10cm近い積雪の急増が予想され、山間部では雪崩のおそれもあります。車で移動をする場合は万全の雪道の装備が必須です。立ち往生が発生すると大きな交通障害につながりますので、装備をしっかり行っていたとしても、無理な運転をしないように心がけてください。
また、低気圧に向かってやや暖かな空気が流れ込むため、湿った重たい雪となり、倒木などによって停電が発生することも考えられます。夜間に停電した時に対する備えも必要です。
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