【初心者向け】 iPaaSサービス比較 どのサービスが優れているのか比較します。

自己紹介

このページで解説する内容

  • ipaasってなに?ipaasの活用事例は?RPAとの違いは?

  • ipaasはどんなツールがあるの?

  • おすすめipaas「make(旧integromat)」の特徴をまとめました。

31 December 2022

【比較】make(旧integromat)VS zapier VS IFTTT VS PowerAutomate

iPaaSとは?活用事例は?RPAとの違いは?


 

iPaaS とはクラウドサービスなどを複数サービスを統合し、あたかも1つのシステムとして統合するためのシステムです。

Integration Platform as a Service 

Integration Platform as a Service (iPaaS) is a suite of cloud services enabling development, execution and governance of integration flows connecting any combination of on premises and cloud-based processes, services, applications and data within individual or across multiple organizations.
 

これだけだと何?という話なので具体的な事例を紹介します。

 

  1. 例1 gmailの添付ファイルをboxに配置し、その結果をslackに通知する。
  2. 例2 Airtableに登録されているPDFファイルを取得し、PDFをテキスト解析し、そのテキスト内容をメールに送信する。
  3. 例3 spreadsheetに登録されている情報を取得し、その内容を英語に翻訳し、googleドキュメントのテンプレートテンプレートに翻訳内容を記載し、zip化&メールする。

 

ここまで読んでもらうと結局何?って思う方もいると思います。

私も最初ipaasの事例を見たときに結局何?と思いました。
言い方を変えるとクラウドサービスにはほぼAPIが用意されています。

そのAPIをつなぎ合わせて、業務を自動化すること。と思えば理解が早いと思います。


つまり、業務自動化のための手段でipaasというものが必要となります。

では同じ業務自動化にRPAがあります。RPAとの違いは何なのか気になると思います。

 

①ipaasの得意/不得意
◎得意

  1. APIが用意されているクラウドサービスとの連携が早く、確実に処理できる。
  2. 複数のクラウドサービスをAPIで繋げることであたかもオリジナルのシステムを作り上げることができる。
  3. RPAと違い、UIの変更は影響を受けないので確実に処理ができる。

×不得意

  1. APIが用意されていないと手も足もでない。
  2. 画面では用意されている機能がAPIで用意されていないとやれることに制限がある。
  3. RPAと違い、動いているところが見えるわけではないのでわかりずらい。

 

②RPAの得意/不得意
◎得意

  1. パソコンで操作できることは基本自動化できる。
  2. APIがなくても自動化対象となる。
  3. 動いているところが見えるため、ある意味安心(?)

×不得意

  1. UIが変更されるとシナリオの修正が必要。
  2. 動作が遅い。
  3. エラー時のシナリオを想定しておかなければいけない。


iPaaSはどんなサービスがあるの?

 

ipaasのツールは複数あります。
代表的なツールをまとめました。

 

  • zapier・・・最も有名であり、シェアも高いと思います。ただ、料金が高いのと、Webhooksが無料では利用できません。
  • make(旧integromat)・・・自由度が高いです。私も愛用しています。無料プランでも十分利用できます。Webhooksも無料で利用できます。
  • IFTTT・・・利用しやすく、個人の趣味レベルでも利用できます。
  • Power Automate・・・マイクロソフト製品です。Office系以外も当然連携しています。


完全に主観ですが比較です。
■知名度
zapier>>ifttt>make=PowerAutomate
■連携数
zapier>ifttt>make>PowerAutomate
■料金
make=ifttt>PowerAutomate>zapier
■自由度
make>>>>zapier>>ifttt=PowerAutomate


私のおすすめはmake(integromat)です。
当初zapier、iftttを使っていましたが、学習度が高まるといろいろやりたいことが増えます。

このzapierとiftttについては初心者にとっては習得しやすいのですが、言い換えればやれる範囲が絞られているので、わかりやすい⇒慣れてくるとやれる範囲が狭く、不自由を感じていきます。


これは学習当初では感じず、中級以上になると感じるものと思われます。
さらにWebhooksが重要になりますが、これもmakeと比較し、zapierの自由度は制限されます。

 

おすすめiPaaS「make(旧integromat)」の特徴をまとめました。

 

そんなおすすめのmake(Integromat)には、他のiPaaSと比べて、以下のような特徴があります。

  • ①連携できるサービスが多い
  • ②料金プランが安い
  • ③シナリオのUIが見やすい
  • ④繰り返し処理が得意


個別に解説していきます。


①連携できるサービスが多い

make(Integromat)は一般的な iPaaSと比べて、連携できるサービスが豊富です。さらに、連携したサービスの細やかな機能も使える上に、制約も非常に少ないです。
連携していないサービスがあったとしてもAPIが分かればAPIの呼び出しを定義することもできます。
また、ロジックや構文解析など多機能なモジュールも用意されているため、make(Integromat)を使えば、業務の自動化が可能です。

 

②料金プランが安い

iPaaSは月額の料金は高くなりがちです。しかし、make(Integromat)では、リーズナブルなプランも用意しています。
また、フリープランに関しても、Integromatには、モジュール数の制約がありません。一般的にiPaaSはフリープランの場合、連携できる数に最大上限数があります。

 

③シナリオのUIが見やすい

一般的にiPaaSは色々な機能を連結していくと、直感的に何をやっているのか、わからなくなることが多くなります。
ライバルであるZapierの場合、連結するサービス数が増えると、ほぼ理解できない状態に陥ります。
一方でmake(Integromat)はシナリオのUIが良く、直感的にどんなことをしているのか、理解しやすいです。
条件分岐が複雑になっても、イメージしやすいシナリオです。

 

④繰り返し処理が得意

一般的にiPaaSは繰り返し処理が苦手です。
iPaaSは繰り返し処理で行き詰まるケースが多々あります。
一方でmake(Integromat)では、繰り返し処理に対応できる仕様になっており、一括処理も簡単に実現できるのです。
繰り返し処理が得意という特徴は、make(Integromat)の強みだと思います。

 

まとめ

 

■サービスの価格リンクを紹介します。参考にしてください。

make

zapier

ifttt

power automate

 

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